<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 新樂府 胡旋女	戒近習也>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 胡旋（こせん）の女（おんな） 近習（きんじゅう）を戒（いまし）むるなり>
<BookPage: 136>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
胡旋女，
胡旋女，
心應弦，
手應鼓。
弦鼓一聲雙袖舉，
迴雪飄颻轉蓬舞。
左旋右轉不知疲，
千匝萬周無已時。
人間物類無可比，
奔車輪緩旋風遲。
曲終再拜謝天子，
天子爲之微啓齒。
胡旋女，
出康居，
徒勞東來萬里餘。
中原自有胡旋者，
鬬妙爭能爾不如。
天寶季年時欲變，
臣妾人人學圜轉。
中有太真外祿山，
二人最道能胡旋。
棃花園中冊作妃，
金雞障下養爲兒。
祿山胡旋迷君眼，
兵過黃河疑未反。
貴妃胡旋惑君心，
死棄馬嵬念更深。
從茲地軸天維轉，
五十年來制不禁。
胡旋女，
莫空舞，
數唱此歌悟明主。
<End Poem>
<Translation>
胡旋の女、胡旋の女。
心は絃の音に応じ、手は鼓の音に応ずる。 
絃と鼓の一声に両の袖を振り上げるや、雪は風に舞って回り、蓬はまろびつつ舞う。
左へ回り右へ回って疲れも知らず、千回万回はてしなく回り続ける。
世に並ぶ物なきその速さ、疾駆する車すらまだるっこく、つむじ風さえのろく見える。
曲が終わり再拝して天子にご挨拶、天子はご満悦の笑みをそっと洩らされる。
胡旋の女、生まれは康居。 
無駄骨を折ってはるばる東へ万里あまりもやって来た。 
中原の地にも胡旋の舞い手は確といるのだ。手並みを競いわざを争っては、お前も敵うものか。 
天宝も末、世に変化の兆しが見えたころ、男も女も誰もかれもが旋舞のまね。
宮の中には太真、外には安禄山、二人の胡旋は格別と褒めそやされた。
梨園の中に太真は貴妃に取り立てられ、金鶏の屏風のもと安禄山は貴妃の養子となった。
安禄山の胡旋は君王の目をくらませ、賊軍が黄河を渡ってもまだ謀反とは気付かなかった。
楊貴妃の胡旋は君王の心を迷わせ、亡骸を馬嵬に見捨てても思いはいやました。
爾来、地は巡り天は移り、五十年というもの、禁じても禁じきれない胡旋の舞い。 
胡旋の女よ、いたずらに舞うなかれ。幾たびもこの歌を唱い、賢明なる君にお察しいただくように。
<End Translation>
<Formatted Translation>
胡旋の女、
胡旋の女。
心は絃の音に応じ、
手は鼓の音に応ずる。 
絃と鼓の一声に両の袖を振り上げるや、
雪は風に舞って回り、蓬はまろびつつ舞う。
左へ回り右へ回って疲れも知らず、
千回万回はてしなく回り続ける。
世に並ぶ物なきその速さ、
疾駆する車すらまだるっこく、つむじ風さえのろく見える。
曲が終わり再拝して天子にご挨拶、
天子はご満悦の笑みをそっと洩らされる。
胡旋の女、
生まれは康居。 
無駄骨を折ってはるばる東へ万里あまりもやって来た。 
中原の地にも胡旋の舞い手は確といるのだ。
手並みを競いわざを争っては、お前も敵うものか。 
天宝も末、世に変化の兆しが見えたころ、
男も女も誰もかれもが旋舞のまね。
宮の中には太真、外には安禄山、
二人の胡旋は格別と褒めそやされた。
梨園の中に太真は貴妃に取り立てられ、
金鶏の屏風のもと安禄山は貴妃の養子となった。
安禄山の胡旋は君王の目をくらませ、
賊軍が黄河を渡ってもまだ謀反とは気付かなかった。
楊貴妃の胡旋は君王の心を迷わせ、
亡骸を馬嵬に見捨てても思いはいやました。
爾来、地は巡り天は移り、
五十年というもの、禁じても禁じきれない胡旋の舞い。 
胡旋の女よ、
いたずらに舞うなかれ。
幾たびもこの歌を唱い、賢明なる君にお察しいただくように。
<End Formatted Translation>